本部半島の地層はヤンバル(沖縄本島北部)の山々のなかでも古く、約2億4千年前からの石灰岩がひろがっています。それらが雨風に溶かされ、円錐状の小さな山がいくつもできた、日本唯一の円錐カルスト地。
「ザ・テラス グシクムイ」が位置する本部町山里にはウフグシクムイなどの小高い丘が連なり、沖縄ではこのような場所は清らかな土地と見られています。
ヤンバル(山原)と呼ばれる沖縄本島北部の森では世界的に稀少な生態系が育まれてきました。
文明が切り捨ててきた多様性がここにはあります。
「自然」に近づいていくと、人は本質的なものに戻ろうとする生きものなのかもしれない、と気づきます。